グラスライニング貯槽
化学・医薬・各種工業用途向け耐食性グラスライニングタンク
当社のグラスライニング貯槽は、ガラス品質を保証するため、出荷時に20 kV、現地受入時に7 kVの電圧試験を実施します。これにより、各種濃度の無機酸・有機酸・溶剤・弱アルカリに対して優れた防食バリアを形成します。 なお、適用除外となる主な媒体は、強アルカリ、フッ酸、フッ化物を含む媒体、および180 ℃以上かつ濃度30%を超えるリン酸となります。
タンク形状は、横型・縦型の両タイプに対応し、オープ式とクローズド式な構造での製作が可能です。幅広いサイズラインナップをご用意しており、JIS規格やお客様の特定プロジェクト要件に合わせたカスタムモデルの製造にも柔軟に対応いたします。
オープンタイプのグラスライニング貯槽はタンク径に合わせた溶接ネックフランジが装備されています。鋼材の強度とグラスライニングの保護機能を兼ね備えて、滑らかな内面は貯蔵原料の品質保持を実現し、金属イオンによる汚染を防止するとともに、化学的・熱的安定性を確保します。
具体的な情報当社のクローズタイプ縦型グラスライニング貯蔵タンクは、標準容量3000Lから50,000Lまで幅広く対応しております。また、非標準設計も、特定のプロジェクト要求に合わせて製造可能です。
具体的な情報化学、製薬、石油化学産業では、時間の経過とともに装置を劣化させる腐食性媒体を扱うことが多く、腐食に対する耐性は容器設計および材料選定の重要な要素となります。そのため、腐食耐性は貯蔵タンクや反応タンクを選定する際にエンジニアが最初に考慮する要素の一つです。適切な材料を選ぶことは、貯蔵タンクの寿命を決定するだけでなく、製品の品質や場合によっては化学反応の結果にも影響を与えます。
具体的な情報- 不活性のグラスライニングは、貯蔵中の汚染を防止し、原料の純度、風味、色調を完全に保持します。ラテックス、樹脂、粘着剤などの物質も、滑らかな表面には付着しません。
- 滑らかで非粘着性の表面により、タンクは簡単に清潔を保つことができます。通常は短時間の洗浄で十分であり、定期メンテナンスを簡素化します。
- 一部の原料は室温で固化する可能性があります。これを防止するため、タンク外側に加熱プレートを設置するオプションをご用意しています。これにより、内容物を穏やかに加温し、常に使用可能な状態を維持できます。
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