バヨネット式熱交換器(タンタル材)
タンタル製バヨネット式熱交換器は、優れた耐食性と効率的な熱性能、そして簡便な設置性を兼ね備えています。高い腐食性媒体や設置スペースが限られるプロセスにおいて、従来型の熱交換器が不向きな場合に広く採用されています。
特長
- 卓越した耐食性
タンタルは非常に高い化学的安定性を有しており、濃塩酸・硝酸・王水などの強酸や、その他の高腐食性媒体にも優れた耐性を示します。これにより、もっとも過酷な腐食環境下においても長期にわたる安定稼働と長寿命化を実現します。 - 高効率な熱交換
良好な熱伝導特性と、迅速な熱交換を促進する構造設計により、エネルギーを効率良く移動させ、熱損失を抑制します。これにより、プロセス全体のエネルギー効率向上に寄与します。 - 容易な設置・メンテナンス
ベイヨネット式の接続構造により、複雑な施工手順や大型重量機器を必要とせず、容易に設置することが可能です。モジュール化された構造のため、個々のコンポーネントを容易に取り外し・交換でき、保守作業の負担およびメンテナンスコストを低減します。 - コンパクトな構造
殻管式(シェル&チューブ)熱交換器と比較して設置スペースが小さく、管束の引き抜きスペースも不要です。限られた設置スペースしか確保できないプラントや設備に最適なソリューションです。 - 信頼性の高い耐圧性能
タンタル材料を使用した構造により、高い圧力条件下でも安定して運転できる耐圧性能を備えています。厳しい運転条件が求められるプロセスにおいても、安全かつ信頼性の高い運転に貢献します。 - 高精度な温度制御
優れた熱交換性能により、均一で精度の高い温度制御が可能です。高い熱安定性が求められる化学プロセスや特殊プロセスの要求に応えます。
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